今年も始まったクライマックスシリーズ。
巨人 vs 阪神 戦はだいたいTV中継を見ていた。
阪神の4連勝は凄かったとしかいいようがないが、やはりクライマックスシリーズに1つ思う事がある。
まず最初に断っておけば、自分は決してコアな野球ファンでない事。
それから、ジャイアンツにあまりいい印象を持っていない。
というよりも、昔から読売新聞はいいけど、スポーツが絡む読売はキライだった。
子供心にJリーグ発足1年目と2年目で当時の「読売ヴェルディ川崎」がリーグ制覇(3年目は2ndステージ優勝)した事が、
「他球団から4番バッター集める巨人のカネに物言わせるやり方をJリーグでもやるんだな・・・」
という子供の夢^を大人の現実で打ち砕かれたのが尾を引いているとも言える^^
まあ、大人になった今ではそういったやり口も理解できなくもないが、、、理屈はともかく、感情面の問題なのでこればっかはどうしようもない。
なので、割りと自分にとってもスッキリとした結果なんだが・・・、やはり腑に落ちない点もある。
それはこのクライマックスシリーズ最大の批判である、「2位以下のチームが日本シリーズに行くこと」である。
繰り返すが、コアな野球ファンでもないし、巨人は好きでない。
しかしあえて言わせてもらえば、やはり巨人が日本シリーズに行くべきだと思う。
1年間通して長いペナントレースを戦ってきた結果が、最後の短期決戦でひっくり返る。
しかも、リーグ3位を相手に下克上されるケースもあるわけだ。
アメリカのワイルドカードについても批判的な意見はあるが、それでも日本のこのやり方のほうが腑に落ちないと思う。
確かに、調子の良いチームが日本シリーズを戦ったほうが盛り上がるかもしれないし、興行面を考えればリーグ終盤の消化試合を少なくさせる事ができるかもしれない。
シリーズの盛り上がりを考えれば、むしろ導入は成功と言えるかもしれない。
しかしやはりリーグチャンピオンじゃないチームが日本シリーズに行くことには違和感を覚えずにはいられない。
ましてや、阪神は巨人に今年負け越しているのだから。
スポーツに限らず、ルールは常に変わっていく。
自分は交流戦の導入は良かったと思う。
しかし、この2004年からパ・リーグで始まったプレーオフ制度とその延長線上のクライマックスシリーズは、やはりどうかと思う。
不公平とは言わない。
なぜなら、全ての球団に同じような機会が与えられているから。
それは優勝回数の多い巨人にとって不利でも有り、また、常に上位(2位/3位)にいる巨人にとっても有利でもあるから。
興行である以上、クライマックスの果たした功績は大きいと思う。
しかしある時 矛盾は再び表面化すると思う。
リーグ3位同士が日本シリーズを戦い、しかも勝率5割をきっていた場合。
このシチュエーションになった場合、どう捉えるだろうか??
その時、またクライマックスシリーズの是非を問う日がくるのかもしれない。
コメント